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黒部ルート

日程 2008年7月15日〜16日
メンバー ヒロ/カヨ
行程 宇奈月温泉(15日)〜黒部ルート(16日)
その他 黒部ルート見学に当選して


黒部ダム下で MAPION地図

■宇奈月温泉

宇奈月温泉で前泊。
7:57分トロッコ電車で出発。
集合場所の欅平駅まで1時間15分。

見学会は9:30〜12:40まで。
30名の参加予定だ、抽選倍率は6〜7倍あったと思う。
■山彦橋

黒部川にかかる新山彦橋から。
宇奈月温泉を出発して最初の橋を渡っている。

■出し平ダム

堆積した土砂を排出させることが出来る構造になっているそうだ。
■トロッコ電車

同じ車両に自分たち含めて4人、全員いれても30人程度、今回の見学ツアーの人達だけかもしれない。
職員や売店の人達は始発の7:32分に乗っているようだ。
30分も乗った頃後ろの車両をみると女性たちは気持ち良さそうに寝ている、こんな山奥に鉄道を敷設したことに興味津々で見ているのに、女性たちは興味ないのか。それともこの電車に何度も乗っているのかな?
■冬季歩道

冬の間は看板の後ろのコンクリートの中に作られている、冬季歩道を使用できる。
もちろん発電施設を管理する人達だけだろう。ところどころ窓のように四角い30cm*20cm程度の穴が開いていた。
■黒部川第二発電所

富山の建築百選に選ばれたことがあるという。
土砂が流れてくるのか異常に川が浅い感じがした。
■欅平駅

宇奈月温泉や欅平も来たのは初めて。
見学や写真に夢中になっていたら、見学の係の人に探され呼び出しをうけてしまい、受付が最後になってしまった。
登山者はここから出発して行く
今日の見学はこの後トロッコ、エレベーター、トロッコ、発電所見学、ケーブルカー、最後にバスを乗り継ぎ終点黒部ダム駅まで。
■欅平駅2

ヘルメットを着用して出発。
このホームは先程トロッコ電車を降りた先にある、ここから先は一般の観光客は入れない。またトロッコ電車に施設管理の作業員と一緒に乗って行く。
乗るのは3分程度、歩いてもよさそうだが道はなさそう。
■奥鐘山 1543m

右側に大岩壁、岩壁登山で有名なところ、岩場の高さが600mもあるそうだ。クライマー達の世界だ。
自分はピークハント止まりで、岩場は機会を作れなかった。作らなかったと言うべきかもしれない、臆病だから妙義山(群馬県)の大砲岩の上にも怖くて登れない。
■欅平駅上部駅

今度はエレベーターに乗り200m程上がる。欅平駅の上部にある。
■上部専用鉄道

またトロッコ電車だ、5駅を乗り継いで地下の黒四発電所まで乗って行く。
ここは電気事業資材・機材輸送用の目的で使用されている。
乗車時間は30分、窓の内側にもワイパーがついている、高温の場所を通る為とのこと。
■高熱隋道

しばらく行くと、高熱地帯を通過、電車の乗降口を開いて体感できる。ここが小説高熱隋道の舞台だ。
しかし今はそれほど暑くない、工事中は作業員に水をかけながら作業したと言うが。岩を掘った状態のままで表面を仕上げてない。
■仙人谷ダム

黒四ダムが出来る前はここが一番山奥のダムだった。
■仙人谷ダム

登山者がダムの通路を歩く、ここが日本の秘境と言っていいと思うが水平歩道の通り道になっている。
いままで水平道は危険で自分は無理だと思っていた、でも説明している係の人は2回も歩いているという。この人が歩けるなら自分も歩ける(係員さんすみません)
■黒部川第四発電所

ここが地下発電所、操作は宇奈月温泉よりも下流で行っている。
見学者が記念写真を撮れるようにパネルが置いてある。天井が高いのは工事中天井走行クレーンが設置される為だと思った。手前の円形のものが水車の現物。
■黒部川第四発電所

これがタービンの軸だ、今も回っている、金属疲労で破壊とか交換は無いのか。
今回は時間が無いので中に入れさせてもらえなかった。中まで入れば風圧を感じるのだろうか。
■黒部川第四発電所

これが水車、ジョイント部が無く一体型で作られている、これで前の写真のタービンの軸を回している。

この後ケーブルカーに乗るが、トイレに寄っていたら写真を撮っている時間がなかった。もっとも暗くてよく撮れなかったと思うが。ケーブルカーの上り下りで反対側からきた見学者と一瞬のすれ違い。
■トンネルから

発電所からケーブルカー20分、その後バスで40分。ずっとトンネル内を移動する。
バスを降りて外の空気を吸う、唯一ここが外を見られる場所だ。
黒部川の支流の上部にある、方角からみて黒部別山、左奥に立山と思われる。
ここからトンネルを掘削した岩石を川に捨てたのだと言う、地図でみると同じ様な穴が5箇所もある。
右下下流1km程に十字峡がある。
■黒部ダムを下から
バスを降りて地下通路を少し歩くと突然明るい黒部ダム駅のホームに出る。
黒部ダム駅で解散後、水平歩道を歩く時の為に下見をする。駅員に駅からの出口を教わり黒部ダムの下に降りる。ここが水平歩道を欅平まで歩く出発点だ。
今年の秋には歩きたい。
小説 高熱隋道(吉村 昭著)から
阿曽原谷から仙人谷の間の水路・軌道トンネルの掘削工事の様子を書いた小説
工事期間は昭和11年8月〜15年11月
難工事と言われた内容
@ トンネルの最先端、切端の岩盤温度が最高摂氏166度にもなり、熱湯が噴出するなかで、作業員に水を掛けながらの作業。

A 道路がなく狭い水平歩道といわれる通路を、ボッカの力で資材を運んだ。

B 雪崩による大きな事故が発生.。


記述された大きな事故
@ 切端の掘削に使用するダイナマイトが熱で自然発火、8人が死亡。

A 志合谷宿舎が泡(ホウ)雪崩で破壊。昭和13年12月27日、5階建て鉄筋コンクリートの宿舎が、ホウ雪崩で2階から上が高さ78mの山を越え、580m先の奥鐘山の岩壁まで、宿舎にいた78名の作業員と共に吹飛ばされた。
ホウ雪崩は毎秒1000m以上の爆風、台風は70m程度。
想像も出来ない出来事であったので、遺体発見は2月下旬であった。

B 阿曽原谷宿舎が泡雪崩で破壊
昭和15年1月9日、6階建て鉄筋コンクリート(4階以上が木造)の宿舎が破壊・炎上。
ホウ雪崩で樹齢300年以上・直径70cm*20mのブナの太い木が、部屋や廊下に無数に、根元を上にして突き刺さる。各階にある火鉢の火で火災発生、28名死亡。
他社の工区も含め、全工事において死者300名をこえる工事となった。

小説の記述のなかで、志合谷宿舎の吹き飛んだ位置が地形図をみてもわからない。現地を見てみたい。  黒部下の廊下
 
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