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黒部 下の廊下


■黒部別山谷出合 下流から 地図
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日程 2008年10月13日〜15日
メンバー ヒロ/カヨ
行程 黒部ダム〜下の廊下〜阿曽原温泉小屋〜水平歩道〜欅平
標高差  660m(腕時計の計測)
距離 下の廊下 黒四ダム〜仙人谷ダム  16km
仙人谷ダム〜阿曽原    2km
    水平歩道 阿曽原〜欅平        13km   計 約31km

13日 ロッジくろよん泊 (本庄早稲田8:10〜ロッジ15:30) 
14日 ロッジ4:35〜ダム下5:35〜内蔵助谷出合6:35〜  コースタイム10:05
    黒部別山谷出合〜十字峡11:30〜阿曽原温泉小屋15:30 (標準タイム8:35)
15日 阿曽原温泉小屋4:35〜欅平上10:00〜欅平10:55 コースタイム6:05
天気 14日 曇り  15日 雨 (標準タイム4:05)
コースタイムは休憩無し 標準タイムは山渓登山ガイドから

■黒部ダム 
湖畔にあるロッジくろよんに行く道から、今日は前泊で移動のみ。
明日はこのダムを渡り黒部駅から外にでてスタート。

14日、4:30ロッジくろよんをスタート、空には星がいっぱい。北斗七星・オリオン座が
輝いている。2日間雨が降らないことを祈る。30分でダムに着く、堰堤からトンネルに入り
駅構内に入らず直進し50mほど行き、バスが走る道に突き当たってから左折する。
案内看板で左折すると下の写真の場所に出る。
屋外に出たら右側に道なりに行き30分程でダム下の川にでる。
■黒部駅からの出口、曲がったところにトイレもある。ダム下の黒部川を渡るころヘッドランプ無しでも歩ける明るさになった。下り坂の途中で電池切れいなってしまったが、そのまま降りてしまう。ここから下の廊下の始まりだ。 (13日撮影) ■黒部駅出口を外からみたところ、
  (13日撮影)
■内蔵助谷出合

6:35内蔵助谷出合で朝食にする、ここに2パーテイ4人がいた。
■新越沢付近

上流からみて
進むにつれて水面がだんだん下がり登山道との差がでてくる。地形図をみながら歩くが新越沢と思ったら、しばらくしてからその看板があったり難しい。
歩いた距離と時間の関係がつかめない。時間のわりには距離がでない。
■黒部別山谷出合の手前で

11日に通過した登山者の情報で登山道に雪渓は無いと言っていた。スノーブリッジの形そのままで倒壊している沢に出会う、それならここが黒部別山谷出合かと思うが、写真と雪渓の先の登山道の角度が違う。渡っているときに倒壊したらと思うとゾッとする、よかった、よかった。


■黒部別山谷出合手前の高巻き道
高巻き道の途中で撮るが片手で操作、片手はワイヤを離さない。
ザックの重さは6kg程度だが緊張して体が重く感じる。
20kgのザックや高さのあるザックでは岩に当たったり、テント泊は大変だ。
これでは山仲間に声をかけられない、事故があったら大変だ。
水平道に降りてから高巻きする必要があるのかと思い、危険といわれる箇所に行ってみる
歩道の付け根にひび割れが2方向にある、危ない、必死に引き返す。
そしたら降りてきたカヨさんまで見に行きだす、あわてて止める。

■黒部別山谷出合

阿曽原温泉小屋のHPで何回もみた雪渓に出会う。スノーブリッジがあるではないか。ここが別山谷出合だ、情報は何だったのだろうか。ブリッジをのぞきこむが安全かどうか判断が出来るわけもなく、スリップや転倒だけを注意して横断する。
■黒部別山谷出合

スノーブリッジを渡るのはここだけ、このルートを管理している阿曽原温泉小屋の人達は10kmも離れている小屋から点検にくる。途中で点検の人達3人と出会う。「スノーブリッジは怖くなかったですか」と言われたが高巻きのほうがよっぽど怖い。この丸太で出来た橋は9月中旬頃は70度程の角度で取り付けてあった。今は水平より下がっている。無事渡れてよかった。
ここから白竜峡に入っていく。名前がいい、期待にワクワクする。



■白竜峡の高巻き道
2回目の高巻き道、ハシゴ段の丸太が10cmほどあり、手でつかみきれない。
素手で当てるような感じ、びびる、足場を100%信頼しなければ歩けない。
登った高さをまた下に降りなければならない。もう高巻きはいらない。


■十字峡
ここが北アルプスを歩くようになった時からいつかは来てみたいと思っていた場所。
自分には無理だと諦めかけていたが、7月に黒部ルートの見学をしてから、
下の廊下に関するHPをみて計画、3日間の会社の休みの中で実現。水平道から15mほど下り
撮影ポイントまで行って撮る。左から剣沢、右から棒小屋沢が合流

■剣沢

剣沢が黒部川に合流したところ、上の写真の左側から入った川、吊橋がかかっていて下の廊下の通路になっている。

■十字峡の吊橋

十字峡に11:30到着、手前の開けた場所で昼食にする。歩くのが遅いので朝も昼も弁当。同じ小屋からスタートした3パーティ7人が合流する。
■下の廊下

垂直の岩をくりぬいて作った道の高度感を写真に収めたいと思うが力不足でいい写真が撮れない。それにしてもよくぞ作った、狂気というのだろうか。出来るなら工事の先頭者の作業風景をみてみたい。
■下の廊下

岩の脇に付けられた登山道には要所に7mm程のワイヤ(又は3mm程の番線2本)が取り付けられている。
■送電線の近くで

長い吊橋を渡りここで対岸にでる、はじめて広々とした場所にでる。背後の白い構造物は黒部第4発電所の送電口。ここには施設管理車両らしき車が走っている、どこからくるのだろうか。トロッコ軌道のトンネルは狭いと思ったが?
管理人らしき人が吊橋を渡っているが早い早い、自分達は揺れるため手摺のワイヤを両手でさわりながら歩く
■仙人ダムの堰堤から

橋の上部構造物がトロッコ軌道、下の構造物が水管橋のようだ。黒四発電所の使用後の水がこのダムに来ているのだろう。登山者はダムの管理施設のトンネルを通りぬける。
■ダムの中の通路

通路の中を通ると高熱隋道の舞台らしくトロッコ軌道のトンネルから暖かい空気と硫黄の臭いがしてくる。岩盤温度160度をこえる中、さらに熱湯が噴出する中での掘削作業、水平歩道に負けない狂気の世界。
■地下発電所へのトロッコ電車道

ここは仙人ダムから見えた上部構造物の中。
ここが欅平と黒部第四発電所を結ぶ上部専用鉄道(黒部ルート)。今年の7月黒部ルート見学でここに来た、ここにきたことで下の廊下のことを調べ念願の十字峡を見ることが出来た。
■阿曽原温泉小屋

3時半小屋に到着、荷物置き場には50〜60のザックの数、今日はフトンに一人で寝られそうだ。名物といわれるカレーお替りしました、おいしかったです。2日前の連休中日は今日の3倍宿泊したとのこと、下の廊下が歩ける1ヶ月半で2000人ほどが通行するとのこと。水が豊富でテント場のトイレも水洗式。 この後小屋は10月末で解体しトンネルの中に保管して来年にそなえる。
■露天風呂

男女1時間交代の風呂、女性が出るのを待って入る。完全掛け流し、温まるし湯船がきれいだし最高、ここに来たら絶対入るべし。部屋にもどっても寒いと言ってる人がいるなかでしばらく半袖1枚でOK。小屋の近くの奥の地下には導水管や上部専用鉄道のトンネルがあるはずだ。主人に高熱隋道の話を聞きたがったが忙しそうで聞けなかった。登山道でここ2年間は事故らしい事故は無いとのこと。
■オリオ谷のトンネル

今日も朝弁当にして4:30暗いうちから歩いている。スタートしたときは空が晴れているので、天気予報が良いほうに外れたと思った。雲がでてきたがここまでは雨は大丈夫。ここはオリオ谷、沢の中のトンネルをくぐり反対側に出る。中に階段があり注意して歩く。
■水平歩道

自分が歩いてきた道を振り返る、まさしく水平だ。写真を撮る等歩く以外の事をするときは必ず止まってからする。対岸に5:30スタートした20名からの団体さんが見えてきた。
■志合谷

また沢の中のトンネル、このガレ場の下を通っている、今度は100m以上の長さがありそうだ。カヨさんがもう必要ないと思い今回の為に用意したヘッドランプをしまってしまい、二人で1個を使用する。途中で消灯してみると真っ暗、長野県の善光寺のお戒壇巡りみたいだ。
■水平歩道

しかし7時をすぎると降水確率30%の雨が降ってきた。岩の傘、樹木の傘があるので小雨のうちは雨具無しで歩く、ここは岩の傘。
■大太鼓

先行の単独行の登山者、どのくらい離れているのかわからない、100m程か。対岸の奥鐘山の岩壁にクライマーが見えるときいていたが今日は見えない。ボリュームがありすぎて全体が撮れない。


■大太鼓
岩をくりぬいたところを歩くのに慣れてきたようだ怖さを感じなくなってきた。
しかし雨が降って道が濡れているので、足元から目が離せない。
ここから水平道の終わりまで2時間、欅平まで3時間かかった。
欅平に10:55到着、予定では11:46の電車、ここでゆっくりしたかったが、
11:04の電車に飛び乗る。
宇名月温泉をへて魚津で北陸本線に乗り換え越後湯沢までいき、
上越新幹線で本庄早稲田駅に16:49着、
・・・・・無事に帰れてよかった・・・・・

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